エステティックサロン経営者などで作る有限責任中間法人日本全身美容協会（事務局東京、松本正毅理事長、（電）03-3444-2740）は10月3日、「同協会創立30周年 日本全身美容学院創立25周年記念大会」を、東京・新宿の京王プラザホテルで開催。約350名が出席し、記念大会を盛り上げた。
　「お客様を魅了するサロンへ」を共通テーマに記念講演が行われ、法政大学の藤村博之教授ら４人の講師が「マネジメント」「エステティックサロンとSPA」などを各自の題目として講演。
　フランス在住のビューティーコーディネーター・末松攝子氏は、ヨーロッパにおけるエステの最新情報について話した。同氏は欧州諸国では、医療従事者が美容業界に参入し、温泉療法、植物療法、骨の矯正など特色ある代替医療が行われている現状を紹介した。
　ゲストの話を受け松本理事長は「心の癒しがエステの真髄」と述べ、五感、特に触れられることでの快適感の向上こそ、現代人を緊張感から救うものと語った。「外面的な美を補う施術から、人間を豊かにするアプローチが求められている」と講演を締めくくった。