日本訪問販売協会（事務局東京、鈴木郷史会長、電03-3357-6531）は10月16日、訪問販売業界の推計売上高（小売ベース）を発表、05年度の売上高は前年比3.1％減の2兆6480万円となった。1996年度の3兆3400億円をピークに9年連続のマイナス成長を記録した格好だ。
　同時に発表された05年度の商品別訪販売上高によると、化粧品（5850億円）、健康食品（4323億円）、清掃用具（2022億円）がトップ３を占め、以下、下着（1315億円）、学習教材（886億円）が続いている。上位10商品のランキングに変化はなかった。
　また、05年度調査の対象272社の販売形態別売上比率は、家庭訪販（47.8％、140社）、組織販売（39.1％、91社）、ホームパーティ（5.6％、5社）、展示販売（1.9％、7社）、職域販売（0.8％、4社）の順となっている。その他の販売方法を採るのは25社で、売上高比率は4.8％。
　今回発表の訪販売上高は、同協会の加盟社の訪販売上高をもとに毎年推計しているもの。自動車、新聞、医薬品、食料品の訪問販売売上高や百貨店の外商の売上高は含まれない。