日本アムウェイ（本社東京、デヴィッド・D・アサリー社長）が9月30日、横浜アリーナで、「アムウェイ・フェスタ2006」を開催、約1万5000人が参加した。米本社のスティーブ・ヴァンアンデル会長が出席した。冒頭、アサリー社長は「こんにちは」と日本語であいさつ。新会計年度に入ったことを祝い、2005年度は約300万人の会員がボーナスを手にしたことを称えた。
　ヴァンアンデル会長はスピーチで、前社長である父との逸話を紹介。20世紀半ば、栄華を誇った「パンナム航空」の歴史について書かれた本を借りたという。企業が巨大化するにつれて、顧客を軽視し、リピート客が減り、やがて倒産するという内容だった。本を読んだアサリー社長に、前社長は「誰だって判断ミスを犯す。だからこそ顧客を大切にするんだ」と助言。スティーブ会長は「あの時会社のあるべき姿が見えた」と振り返った。
　「One by One プレゼンテーション」では、さまざまなプログラムを通し子供の夢や希望を育てるため、3年前に始めた「One by One こども基金」。CW・ニコル氏の協力で子供たちが木登りに挑戦した「アファン心の森プロジェクト」やタレントのコニシキのハワイコンサートを楽しむ「KONISHIKIプログラム」をスクリーンの映像で振り返った。これまでに約1700人のボランティアと28億円の援助を得て、460万人の子供たちがさまざまな体験を積んだことが発表された。
　このほか陸上100ｍ走世界記録保持者のアサファ・パウエルが愛飲する同社のサプリメント製品「ダブルX」にアレンジを加えた「パーフェクトセット」ほか２品の新製品を発表した。10月3日から10月31日までの期間限定販売する。
　同フェスタでは、隣接する会場で「プロダクト・フェア」を実施。製品展示やプレゼンテーションを交えたクッキングショーを行い、多くのディストリビューターが来場した。